令和2年1月12日
幸福実現党
幸福実現党は、台湾総統選で民進党の蔡英文氏が再選されたことを歓迎します。
今回の総統選では、蔡氏が過去最多となる800万票を超える得票で対立候補の野党・国民党の韓国瑜氏を破り、同時に行われた立法院選でも与党・民進党が過半数を維持することになりました。
中国は近年、覇権主義を強め、中国による台湾併合が現実味を帯びた状況にあります。昨年にも、中国の習近平国家主席が「台湾同胞に告げる書」40周年記念イベントにて、一国二制度による中台統一の考えを示しています。一方で、蔡氏はこれを強く否定し、あくまで台湾の民主主義、自由が守られるべきと主張しています。今回の総統選で台湾の人々が蔡氏を選択したことは、中国の対外的膨張の歯止めにつながるとの観点から大きな意味合いを持ちますが、この台湾に対し、日米は共に連携を深める必要があります。
台湾関係法を制定して40年となる米国はトランプ大統領の下、台湾との関係を強化する立場を明確にしている一方、日本政府は、今春訪日予定の中国・習国家主席を国賓待遇とする立場を堅持しています。台湾の危機は日本の安全保障に直結する問題でもあります。日本は“八方美人外交”を改めて中国抑止との立場を明確にし、習氏を国賓待遇とすることを撤回すべきです。
日台関係については、わが党がかねて主張していた通り、日本政府として基本法を制定するとともに、台湾の独立を支持し、同盟関係を念頭に国交の回復を目指すべきです。
日本が国防・経済の両面において、自由・民主・信仰の普遍的価値観を共有する台湾との紐帯を深め、東アジアの繁栄・平和を守るべく、わが党として邁進していく決意です。
以上
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